3度目の大阪JCS。行きすぎとか言わないで。電車が途中で止まったりで心臓バクバクもんでしたが、なんとか無事着きました。座席はI列21番、前から6列目(D列始まり)のドセンター。特に頑張ったわけでもなく良い席とれてよかった、と心から思います。あ、今回細かく書いてみます。忘れたくないから。

ジーザス・クライスト:金田俊秀 イスカリオテのユダ:金森勝
マグダラのマリア:高木美果 カヤパ:金本和起 アンナス:古賀陶馬ワイス
司祭:阿川健一郎 伊藤潤一郎 佐藤圭一
シモン:本城裕二 ペテロ:飯田達郎 ピラト:青井緑平 ヘロデ王:星野光一
<男性アンサンブル>
赤瀬賢二 嶋野達也 小野功司 手島章平 中村智志
山本伸夫 安東翼 松田逸平 ソジョンス 神山隼
近藤聡明 小林嘉之 辻中武
<女性アンサンブル>
石倉康子 ソンインミ 光川愛 稲垣麻衣子 小島由夏
上條奈々 濱村圭子 森未央 宝生慧 キムミンヨン
ジョンジヨン 水瀬麻理  

●序曲
ジーザスさん、ユダを見てたのね・・・。(たぶん見てたと思う)(てか感想これだけなのか)(書けないだけです)あと最後ジーザスがずっと手を握って救済していた老人の人の驚きの表情が素敵でした。あの時手だけじゃなくて頭も抱えてたのね。もう大丈夫、安らかに、ていう雰囲気のジーザスと、安心しきった老人の姿がとてつもなく良い。救世主、その言葉がよくわかる。

●彼らの心は天国に
物足りない、です。棒立ちになってると凄く目立っちゃうというか、なんかあれかなみたいな、うん偉そうですいません。ユダの歌い方が変わった気もする。なんかジーザスだけに向けているのではなく客席も包み込んで言い聞かせているような、そんな印象。言葉の一つ一つを噛みしめて、丁寧に伝えてるなって思いました。私たち(客席)も群衆なのか。そんな印象受けました。シモン熱くていいですね〜。

●何が起こるのか教え給え/不思議な出来事
上の曲とのこの間で、物凄く気になる男性アンサンブルさんを見たのですが、誰か分からない。今記憶混同してるだめだ。

●今宵安らかに
なんかいつも香油ぬりすぎじゃないかって思うんですけど笑 ぎっとぎとになりそう。

●ジーザスは死すべし
司祭役の伊藤さんの声が好きでたまらん、あと佐藤さんも。この二人のソロの時うおお!てなる笑 最初アンナスの歌を聞いた時はあれがデフォとは知らなかったんでなんか間違えたのかとか思ってた時もありました。

●ホサナ
群衆役の石倉さんのホサナでの背中の反り具合半端ないです。ここから石倉さんに大注目してました。気になるアンサンブルさんって多分石倉さんだと思う。あと、スパイのパリサイ人も。このときのジーザスの表情が凄くうれしそうで、楽しそうで・・・あとの展開考えると本当に悲しくなる。

●狂信者シモン/哀れなエルサレム
大好きナンバー、シモンが最近好きだと気付きました。熱い!本城シモン熱いです!前見た時はやたら光川さんに目が行ってたような。格好いいんですよこのナンバー。今回はシモンばっかり見てました。あの音楽聴くとぞくぞくします。最後のシモンが手を組んでジーザスに掲げる姿のシモンの熱さが好き。

●ピラトの夢
ここで出てくるピラトがどうしても違う次元から来た人に見える。(幽霊的な)ジーザスが去るときいつも行くなって思うんです。なんて寂しそうな横顔なんだろう、背中なんだろう・・・。

●ジーザスの神殿
光川さんが格好いい。袋担ぐ姿が。一番手前で売ってた女性アンサンブルさん最後張り倒されてました。ここも迫力がちょっとうん。小鳥売ってた人相手にされてなかった笑 ジーザス出てきて、怒って売り子が退散してからの間が短くなってたなあ。怒り具合半端なかったです。でもさびしそうに歌うんだよな〜。そのあと、見てください目が見えませんの時身を翻して助けようとするジーザスの姿が本当に好きです。

●今宵安らかに/私はイエスが分からない
マリアの、ジーザスが好きでたまらないって言う表情と、でも自分はジーザスに対してどうしてあげたらいいのか分からないっていう姿が、あの表情が、言葉にできないけど、すごく幸せそうなんだけど、泣きそうな感じで。愛してるんだなって、出会えてうれしいんだろうなって、幸せなんだろうなって、でもこれからどうなっていくのか感じ取っているんだろうなって。あの表情泣ける。

●裏切/賞金
スンラさん!涙を流しながらの演技!始め、ピラトの神殿に来たとき、本当に来たくなかった、でもこうするしかないって感じで歩いてくる姿だけで、もう・・・ゆっくり、でも確実に。銀貨袋を手にとってしまってからの姿、表情、すべてが今日は一段と熱かった。あんなにも悲鳴だとか言ってたかしら・・。何ともいえないですもう。「木曜日の晩、彼は一人でいるでしょう、ゲッセマネで」このセリフ、重いなあ・・。

●最後の晩餐
ジーザスが後ろから、ゆっくりと、倒れこんで泣いているユダを見つめながら登場の姿して、ユダの内面(?)に入り込んだ瞬間ユダがぱっと顔をあげてジーザスを見つめる姿が・・・ああ。今回言葉にできないことが多すぎる。ユダ振りきって、上手?に倒れ込んだジーザスの姿、本当にただの人間でした。嗚咽漏らしてたような・・。ジーザスとユダの押し問答の中で12使徒の歌声が凄く綺麗で、でもなんでこんな曲調なんだろうっていつも思う、不思議。ユダ派の一人は最後までユダを見てるのね・・。

ゲッセマネの園
激熱でした、ジーザス。本当に一挙一動が神への問いかけ、なぜだという気持ち、その表れで、美しく、鬼気迫るものがあって、でも「見てくれ私の死にざま」のロングトーンのあとの震え、恐怖、最初はまだ自分の力を信じていた、自分は神と対話のできる人間だった、でもなぜ死ななければならないのか、その問いかけに答えてくるものは無く、迫りくる死を目の前にして自分しかいない、群衆も自分を見限って、理解してくれる弟子もいない、誰も周りにはいない状況、自分のそばについていたと思っていた神さえ見捨てた、その孤独から来る死への恐怖がヒシヒシと伝わってきました。あの力強さ、でもそのあと見せた一瞬の弱さ。あまりにもジーザスが美しくて、神秘的で・・・私の席の周り号泣でした。本当にこのゲッセマネすごかった・・・。

●逮捕
裏切りの合図の口付けの時、ジーザスを抱き締めようと腕を回すのだけど、でもしっかりと抱きしめることはできなくて、肩に腕を置くような形で、それがユダのジーザスに対する師として尊敬している、自分が触れてはならない人物、大切な、でもその中に後悔も含まれてるように見えた。崩れ落ちるように、腕を下ろして、ただ唯一ジーザスの手に触れることだけが精いっぱいというか、自分の本心、愛してる証拠に見える。手を握るその姿が切なくさせる。行くなユダっていつも思う。このシーンの冒頭「やつはあそこにいます」ていう言葉、本当に言いたくない、でも言わなければ、その葛藤が言葉だけで伝わる。

●ペテロの否認
マリアに問いただされた時ペテロていつも崩れ落ちてたっけ。記憶がない。飯田さんも熱かった・・。

●ピラトとキリスト
記憶飛んだ・・。

ヘロデ王の歌
唯一のキャス変です。大塚さんから星野さんへ。大塚さんのインパクトが強すぎて、星野さんのヘロデは物足りない・・・。お上品な感じで、王様なんですけど、変人ではないなって。大塚さんヘロデ見れて良かった・・。嫌いではないけれど、でもやっぱり物足りない

●やりなおすことはできないのですか
この歌本当に美しくて、ペテロの歌声が本当に素敵で、マリアの声とものすごくマッチしていて、アンサンブルさんの歌も素敵で・・・。

●ユダの自殺
熱かった。登場の司祭との小競り合いも前見たとき以上に激しくて、いつも歌っていた部分もセリフ調になっていて、入り込み具合が半端なかった。死の寸前の狂気をその目に見た。狂気の顔ってこういうのか・・。

●ピラトの裁判と鞭打ちの刑
鞭打ちの引きづり回すところ、前見た時は美しく引きずられようとしているのかジーザスも意識している感じだったけど、今回は任せるような雰囲気でした。背中見せて引きずられてところだけど勢い付きすぎて前向いて引きずられてたし、いつも以上に服の破れ具合が早かった。青井ピラトがジーザスに磔刑を宣告するときの最後の絶唱が凄い、ここから一気に死刑宣告を喜ぶ群衆の心理に繋がって、それで一気にスーパースターへ行く流れが好き。青井さーん。

●スーパースター
キラッキラでした。問いかけるように歌う、言葉の一つ一つを大切にしているような印象、動作とかも増えてたような、お釈迦様の辺りとか。物凄く弾けてて、絶叫するように歌うスーパースター、余計にそれが悲しくさせる。ああなんだろうないったい。

●磔
感情の入り具合が半端なかった・・。壮絶な最期・・・でした。唾飛んだのは見なかったことにします。

ヨハネ伝第19章41節
このシーン、私はいつもジーザスと一対一で対峙している気持です。私とジーザスしかいない、不思議な空間に迷い込んだ、そんな感じ。焦点合わせずに見てると、ジーザスだけが浮かび上がって、それがより幻想的で。このシーンが一番好きかも知れない。

●カテコ
あのユダとジーザスの仲良しっぷりを見ると救われる。付き合いたてのカップルみたいな、物凄くジーザスに気を使ってる紳士なユダの姿が、今日はトラブルでもあったのかやたら笑ってたけど、なんだろな。「大変だったねー」みたいな感じでした。

●特別カテコ
スンラさんのリサイタルでした、本当に。スンラさんのあいさつを聞くと、一舞台一舞台、一瞬の出会いを本当に大切にしてらっしゃるんだなって思います。今この一瞬、瞬間こうして同じ空間で同じ気持ちを共鳴できていることに感謝します。感極まったのか声詰まらせてました。命がけで演じているって本当によくわかる、消えてしまいそうに見えるんです、スンラさん。あと、キャッツ7000回の動画で聞いた声と同じ声で感動してのもある笑 金田さんの声いい声ですね。好きな声です。てか前のバイト先の人に似てるなこの人笑 最後はスンラさんのスーパースターで終わりました。本当にスンラさんのリサイタルでした。なんだあのサービス精神。なにあのロックオン。客席総立ち、スタオベ!客席にはジーザスユダマリア以外のキャストさんが降りてたそうな。ヘロデ傍で見てみたかった・・。

本当にこの舞台見れて良かったって思いました。そして金森勝、キムスンラという俳優さんに出会えてよかった。こんなにも真摯にまっすぐに舞台と向き合い、命をかけて演じている方がいたのかと、もっと早く知っていればという思いが強まる一方です。次は千秋楽を見に行きます。大阪千秋楽したら、次はいつ見れるのかも分からない、今みたいに自由に時間がとれるのかどうかも、自分がどこにいるのかも分からないから、しっかり焼きつけてきます。もしかしたら、最後になるかもしれないんだよなあ。次再演の時もスンラさんがユダをしていてくれたら嬉しいです。ありがとうございました。