大阪四季劇場で上演されてるウィキッドをやっと観に行きましたよ。


(新しい携帯はキャスボが撮りやすいということが判明しました。嬉しい)

開幕週に本当は行きたかったけれど、どうあがいても無理で、開幕から1ヶ月経った今日漸く行けました!
行きの電車でキャスト観てたらキャッツのグリザベラ役が変わっていて驚いたんですが、ウィキッドは変わらず安心してたらアンサンブルに変更あって凹みました…白倉さん(エルファバのパパ役)が…。キャスボ前で唖然と(笑)
オペラ座エルサレム→55→ウィキッドと変遷を遂げた劇場に入るといきなりスタッフに注意受けました(笑)イヤホンしてたんで(笑)二回目だ(笑)で、舞台上にはオズの国の地図を描いた幕に、ドラゴン時計…東京で観たのと同じのがある!と感動し、更に開演前のオズ陛下による諸注意に懐かしくなり、テンション上がりました(笑)待ちに待ったウィキッドが大阪に来たんだ!あーほんま嬉しい…。京都住んでて良かった〜。舞台あんなにこじんまりしてたのかと(横幅が狭いと言うか)いうのと、音響が思ってたより小さかった。大阪の二階ってあんな聞こえ方だっけ…?オケピもやっぱり無くて、余韻や音の良さ、間合いがないなあとか…若干ちょっとなあって部分も感じられましたが…。オケピほんとに欲しいです(笑)

前回観なかった時には気付かなかった事が沢山ありました。例えば、ディラモンド先生の授業シーンに肖像画あることとか、フィエロ登場シーンにサングラスしてることとか、なんか合わせて踊るとことか、チステリー達開放するとこでドラゴン時計の上にコウモリの映像流れたり、エルファバがネッサの危機に気付いた時、ドロシーがいる家が飛んでいたり。他にも色々(笑)前観た時は上手端前方だったんで色々不備が(笑)

エルファバ役は前と同じ江畑晶慧さん、格段に上手くなってる!歌は若干最初掠れて・・・る?というか、絞り出すような感じで歌われてたんで・・特にthe wizard and Iの所がその印象強かったんですが、一幕最後の見せ場、Defying Gravityはもう圧巻でした。これだ!これぞウィキッド!という感じで。Defying Gravityはアレンジもされてました。どの部分か忘れたけどオクターブ上げた!!江畑さんすげええ!って笑 演技もぐいぐい入り込んでいってたんですが、でもエルファバ自身の成長が・・分かりにくいかなって。成長してるはずなんだよね、学生から魔女(大人)へ。で、これは凄く個人的にですが、話声が苦手です。鼻声ぽい感じが・・・うん。初めて見た時からなんですが、なんかつっけんどんな感じがして、最後まで剛であり続けているように感じてしまって。もうちょいソフトに言って欲しいなあって思います。すいません。あとどうしても藤山直美に見えます・・・。

グリンダ役は苫田亜沙子さん、オペラ座の怪人でクリスティーヌ演じてられたのを観たことあります。吃驚する位アニメ声の方なんで、あのグリンダをどう演じてるのかなあって思ってたんですが、いやもう全然素晴らしかった。学生時代と善い魔女の時の声を使い分けてて、それが能天気だったグリンダから悩み、成長したグリンダの差がよく見えて良かった。Popularっていう面白いシーンがあるんですが、「私のおかげで〜」というフレーズの時足若干チラ見せじゃなくてペタンと床に手を付いてたのすげかった。めっちゃ体やらかいんかな〜。高音も凄かったです。流石!でも、全体的に、グリンダとしてならコミカルな部分前回観た沼尾さんの方が好きです。はい。すいません笑 でもやっぱりPopular良いなあ。ぐいぐいエルファバに迫っていくグリンダのスイーツぶりが面白いんです。

ネッサローズ役は山本貴永さん、こちらも前回と同じく。エルファバの妹なんですが、妹に見えない笑 ネッサのがお姉さんに見えます。山本さん、熱演でした。The Wicked Which of the Eastっていうネッサローズのナンバーあるんですが、ネッサローズ半端ないです。総督になったネッサはボックと一緒に生活(世話係みたいなの)してて数年ぶりにエルファバと再会するんですが、突然現れた姉への怒りと今の不自由な生活への悲しみ、それを表した何ともいえない表情が印象的で。そして姉に足を治してもらうんですが、それを知ったボックは実はずっと思い続けていたグリンダの下へ行こうとする、それを引き留めようと魔法使えないのに魔法を使ってボックを引き留めた・・・でも結局は一緒に入れない運命になってしまうんですが、その悲痛さ、必至さ、幸せになりたいだけなのに、一緒にいたいだけなのに、いれない。去りゆくボックを引き留める際の悲痛な叫びが忘れられません。そしてその後呆然とし、自分の足で今まで自分の乗っていた車いすを押して去っていくのが悲しくて悲しくて、泣きました。いやもう今回山本さんとボック役の金田さんに釘付けです。素晴らしかった!このシーンを見れただけでもう満足です。 

オズ陛下が松下武史さん。なんというか近所の気さくなおじさんという感じでした。悪な部分が全く見えない。エルファバを利用すると言っても、ちょっと手伝って☆みたいな感じで。でもオズの魔法使いという作品で見るオズ陛下ってこんなんかなとも思いました。なんとなく。

印象に残った人だけ書いてみました。やっぱりウィキッドはアンサンブルが迫力満点で、それぞれに個性があっていいなあって。1幕最初No One Mourns the Wickedはやっぱり最高!うおおって、ウィキッドに来た!って感じがして。そしてラストに繋がるシーンでもあるからより一層感慨深いです。泣きそうになります1番最初で笑  March of the Witch Huntersのシーンって、美女と野獣の暴徒のシーンに似てるなって思うんですけど、どうなんですかね。あとフィエロがターザンして出て来るシーンはアイオンキングっぽいなあって。オマージュ?パロディ?
ちょっと疑問なんですけど、エルファバのお母さんの形見であるグリーンの小瓶、どうしてエルファバが持ってるのかなって。あの小瓶、お母さんは飲んだけど訪ねてきた人が持ち帰ってますよね・・?奈落へ一緒に沈んだから・・。気になる。

そういえば、濱田めぐみさんは三番手なんですね・・・ぬおーん。ぜひ大阪でもエルファバしてほしいんですけど、でも来るなら年明けっぽいなあなんとなく。エルファバ役者、今3人なんですね・・今井さん・・何故?!今どこ?!グリンダも3人・・沼尾さん2番手だったけど、来てくれないかなあ。オリキャスどちらか来たら確実に行きます。でもとりあえず来月もう一度見に行きたいな。

そういや劇場に四季のカレンダーあったけど、いまいちぱっとしないなあって。うん。春のめざめの月あったけど、メルヒオールが柿澤さんじゃなかったのはなんでですか・・・。なぜ1週間しか出てない上川さんなんだ・・・。おおおお、なんだいったい、何が起こってるの四季で。

グリンダ 苫田亜沙子   エルファバ 江畑晶慧   ネッサローズ 山本貴永
マダム・モリブル 八重沢真美   フィエロ 北澤祐輔
ボック 金田暢彦   ディラモンド教授 雲田隆弘  オズの魔法使い 松下武史 
<男性アンサンブル>
賀山祐介 坂本剛 三宅克典 成田蔵人 花沢翼 
須永友祐 町田兼一 松尾篤 清原卓海 
<女性アンサンブル>
あべゆき 孫田智恵 黒崎綾 増山美保 間尾茜 
花田菜美子 織田なつ美 勝間千明 伊藤典子

キャストシートって東京公演だけなんか綺麗じゃないですか?気のせい?差がある・・ウィキッドの・・。というか、関西圏のが汚い・・。

細かいとこで気になったのが、なんかダンスシーンの靴音(キュッキュッて感じの音)が酷くてものすごーく気になった。なんでだろう。あと、エルファバが2幕でオズ陛下に歩み寄った理由が分からない。なんでやね〜ん。私やったらあのwonderful聞いたら怒りますね笑 じゃあ今までのはなんだったんだって。