5か月

いつのまにか8月が終わる。夏は嫌いだ。日差しはきつい、気温・湿度の高さ、いたるところに発生する蝉・ゴキブリといった虫類、暑さゆえにぐっすり眠ることもできない不快さ、いつ起こるか分からない雷。夏なんて滅びてしまえばいい。大嫌いだ。


と、思っていたらいつの間にか季節は秋めいてきて、とんぼが山から下りてきたのか街中でも飛ぶ姿を見ることができる。とんぼは良い。風情がある。ゴキブリ・蝉諸々はダメだ。ガチャついている。

気付けば今年も残り4カ月。終わりは早い。月日が経つのは早い。なにかが変わったのかと聞かれるとなにも変わらない。変わることなく過ぎていく。だからこそ自分で終止符を打つことも時には寛容になる。

夏が終わる。私の好きな季節がくる。