木村拓哉という男

色々書きたい言葉があるんだけども、時間がない。週末に備忘録としてまとめる。
とかく今一番伝えたい言葉がある。寒いと言われても構わない。


今一番世間の批判中傷を浴びているのは木村拓哉だ。彼が他の4人を裏切り、ジャニーズとの仲介を果たしたと書かれている。酷い内容だ。彼はいつだって利用されているのだ。いつだって批判を受けて生きているのだ。目立つ存在だから利用され、叩かれる。視聴率のこと、言動、行動、彼の個人をすべて否定されて彼はこの25年生きてきている。

そして今回最大のバッシングを受けている。「裏切り」という義理人情を重んじる日本人にとっては許し難い行為を行った「ようだ」として。

客観的に全体を流れるニュースを見れば、様々な内容が飛び交っている。すべてが正反対なのだ。会った、会わない。謝罪した、しない。独立・解散・・すべて憶測でしかない。その中で木村拓哉が悪役になるような記事を立て、バラバラになるように仕向けているようにしか見えない。

木村拓哉が言った言葉に「このままではSMAPが空中分解してしまう」とはこの4:1の構図にさせられてしまったからなのだろう。そしてそれは恐らく、事務所側がそうするように仕向けたのだろうと推測している。同じ構図を、あの会見の中で描いた。これは事務所の指示なのだと示すかのように。

彼がなぜこの役割を背負ったのか、と考えると事務所との契約の問題があると言われている。スポンサー契約の中に長期間に渡るものがありそのため辞めることができない。(不自然だなと感じたものの中に、いつもスケジュールは直前にしか発表しないSMAPであるにも拘わらず、2年後公開する映画の情報がすでに発表されたりしている)つまりは人柱のような状態になっている。

木村拓哉というブランドが木村拓哉を苦しめているなんて言ってはならないのかもしれないけれども、でも今まさに彼はそのような窮地に立たされている。

それに木村拓哉は「SMAPでよかった」とファンとSMAPしかいない空間でも吐露している。この20年近く一切弱音を吐かないこの男がそんな告白をしたのだ。義理人情に一番熱いのもこの男だ。SMAPメンバーへの誹謗中傷に対して感情を隠すことなく怒る木村拓哉が、SMAPを裏切るわけがない。木村拓哉は犠牲になったのだ。

待っていてくれと、先日のラジオで語った。待つ、というのは数日・数週間の話ではないと感じている。数年かもしれない。だが待つ。甘んじて待ち続ける。